ドアの閉まるスピードを調節したい|鍵屋の知識・鍵情報

ドアの閉まるスピードを調節したい

ドアの閉まるスピードを調節したい扉が風でバタンッと閉まったり、強風で勢いよく開いたりすることを防ぐための装置を、ドアクローザーと言います。ドアクローザーは開き戸に取り付けられ、急な開閉を阻止すると共に開け放たれたドアを自動で閉じる役目も持ちます。ドアを開けた際の力をバネに蓄積し、オイルの粘性を利用したダンバーにより減速させます。

取り付けられている位置は、玄関扉や室内扉など、指を挟む事故や外側にいる人に当たる恐れがある位置にあります。使用頻度にもよりますが、耐用年数は5~15年となり、よく起こるトラブルとしては油が漏れだしたり、油が無くなりドアのスピードがコントロール出来なくなることです。そのようなトラブルの際は、油を挿しなおす、修理する、またはドアクローザーの交換が必要となります。
ドアクローザーの交換の際は、現在のものが「スタンダード型」であるか「パラレル型」であるかをチェックしてからにしましょう。スタンダード型では、ドアを押す側から見て外に取り付けます。一方、パラレル型ではドアを押す側から見て内側に取り付けます。スタンダード型のドアクローザーとパラレル型のドアクローザーでは、そもそもの構造が違いますので、現在取り付けられているものがスタンダード型であれば同じ型以外は取り付けることが出来ません。またドアの種類や重量・寸法によって適正な種類のドアクローザーを選ばなければ、重いドアを支えきれなくなったり、ドアクローザーの力が強すぎて開けにくくなったりします。

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